里親募集 追記

前回投稿しました子猫の追記です。

2頭ともすくすく成長し、大変元気です。

風邪症状も改善してきており、6月8日には3種混合ワクチンも接種済みです。

最近、同じくらいの月齢の子猫を保護した方がよく来院されます。

保護して1~2週間くらいで環境の変化に伴うストレスから免疫力が低下し、

  1. くしゃみ・鼻水・咳などの呼吸器症状
  2. 結膜炎などの眼症状
  3. 下痢・嘔吐などの消化器症状
  4. 疥癬や糸状菌症などの皮膚症状

などを発症しています。

いずれも伝染性があるため、同居猫との接触を極力避ける隔離と、掃除・洗濯などの環境整備、お世話をした後の手洗いをお勧めしております。

里親募集

久々の猫ネタですが、そういう時期が来ました。

1週間前に保護した子猫2頭の里親を募集しております。

ご希望の方は、以下ご確認の上、当院までご連絡ください。

茶トラ①  保護時の体重307g → 382g(5/27)
茶トラ②  保護時の体重330g → 390g(5/27)

どちらもオス 生後1カ月半くらい

ノミ・ダニ、内部寄生虫の駆除済み

現在、子猫用のドライフードに缶詰を混ぜて与えています。

茶トラ②の子が、鼻炎症状があるため、点鼻薬、抗生剤の内服を行っています。

当院動物のごはん事情-野草編-

前回の投稿に引き続き、リクガメのごはんについて。

当院の敷地内に生えている野草をときどき与えています。

野菜に比べて食いつきはいまいちですが、栄養の偏りを防ぐために補助食として。

注意点として、犬猫の糞尿や薬剤などに汚染されていないものを与えること

以下、うちのカメが食べている代表的なものをご紹介します。

① タビラコ

 うちのカメが一番よく食べる野草で、黄色い花までおいしそうに食べてます。敷地内でもよく殖えます。

② コバンソウ

 ヨーロッパ原産の帰化植物なようです。独特な見た目ですが、花序(というらしい)を与えてみたら、いつの間にか完食していました。葉の部分はまだ与えていません。

➂ カラスノエンドウ

 春になるといつの間にか大繁殖しており、抜きまくったのですが、与えてみると貪り食っていました。今の時期はあまり見なくなりました。

➃ カタバミ

 よく見る野草ですが、与えると意外と食べていました。人において、有効な成分が多いようですが、シュウ酸が含まれ酸っぱいそうです。たくさん食べると、カルシウムの吸収を妨げるかも?ほどほどがいいかも知れません。

 当院では採取できませんが、その他おすすめされる野草として、タンポポ、オオバコ、シロツメクサ、ナズナ、菜の花、レンゲ、ハコベ、ハハコグサ、ヨモギなど。

 リクガメを飼うようになってから、身近な「雑草」にも名前があり、食べられる(時には人も)「野草」だと知るようになると、普段の散歩でも目に留まるようになりました。図鑑を見ながら勉強すると楽しいものです。逆に、容赦なく草取りが出来なくなるというデメリットもありますが・・・。

 逆に食べてはいけない野草もありますし、前述の汚染された野草による事故もありますから、十分気を付けて与えてください。

当院動物のごはん事情-野菜編-

以前、ブログにも挙げましたギリシャリクガメの経過報告。

相変わらず軟便続きですが、最近異常なまでの食欲。

拒食で悩んでいたのが嘘なくらい。

以前は買ってきた野菜をなかなか食べてくれず、新鮮な野菜を食べてもらうために

敷地内で野菜を栽培し、毎日収穫していました。

しかし、前述の通り最近の爆食に追いつかなくなり、また、薬を使わないために

虫の餌食になることもしばしば。結局、スーパーで購入したものが主食となりました。

そこで、これまでリクガメに与えてきた食事について、備忘録として記載します。

できるだけカルシウム含有量の多いもの(Ca:Pが4~6:1のものが理想)を選んでいます。Ca:P =2~4:1を推奨するものもあります。

各野菜横の()内は100gあたりのCa(㎎), P(㎎), Ca:P比の順番に記載しています。2022年度版の食品成分表より抜粋しています。

①小松菜 (170,45,3.8

 草食の爬虫類の言わずと知れた主食ですね。ビタミン類も豊富です。苗を購入し、秋頃畑に植えましたが、虫の少ない季節だったから育てやすくよく食べてくれました。

②チンゲン菜 (100,27,3.7

 以前は葉の部分しか食べなかったので、茎の部分は胡麻和えにしておいしく頂きました。最近は茎までバリバリ食べています。

➂モロヘイヤ (260,110,2.4

 ビタミンAなどが非常に豊富ですが、うちのカメは食べてくれませんでした。仕方がなく、自宅で食べようとしましたが・・・。

➃菜っ葉(山東菜) (140,27,5.2

 葉が柔らかく、味噌汁に入れるとおいしかったです。うちのカメもよく食べています。ややビタミン類が少ないか。

⑤カブ (250,42,6.0

 ビタミン類も豊富で、栄養素的には申し分なし。畑で種から育て、葉と茎はリクガメに、根の部分は味噌汁の具として、余すところ無く頂きました。難点は、とにかく青虫の餌食となるところ。虫対策をして、リベンジするか検討中です。

⑥水菜 (210,64,3.3

 苗から畑で育てましたが、虫に食われにくく、次から次へと葉が出てきて重宝しました。葉の部分をよく食べていますが、茎の部分は結構残っています。自宅でもサラダとしておいしくいただきました。

⑦オクラ (92,58,1.6

 主食向きではありませんが、拒食時に割とよく食べてくれました。今年の夏に向けてプランターで栽培中です。副食向き。

⑧ミニトマト (12,29,0.4

 拒食時にネットでよく食べると書いてあったため、与えてみたけど、うちのカメは食べませんでした。

⑨レタス (19,22,0.9

 拒食時に手に入る緑黄色野菜を一切食べず、苦肉の策で与えたところ、すごくよく食べてくれました。それがきっかけで拒食を乗り切ることができた野菜です。最近では、自宅で食べる分の残り物をたまに与えています。畑で育てていましたが、虫にも食われず、管理しやすかったです。

⑩アロエ (56,2,28

 Ca:P がとんでもない値(100gあたりのCa含有量はあまり多くありませんが)で、水分も豊富ということもあり、栽培していますが一時期食べて以来、口も付けなくなりました。今では鉢からあふれるほど成長しています。

⑪桑 (Ca:P=不明。探したけど見つかりませんでした。)

 昔からカイコガの幼虫の餌として利用されてきていましたが、Caのみならず多くの有効成分を含んでおり、動物園の飼育員さんにも勧められました。昨年の秋から植樹し、春になって急成長。リクガメも喜んで食べてくれています。桑の実(マルベリー)が最近色づき始め、熟したものを食べてみましたが、すごく美味しかったです。スペースがあれば是非おすすめです。

 

 長々と失礼しました。これはあくまでもうちのリクガメでの話ですので、すべての子に当てはまらないかもしれませんが、拒食に悩む子の少しでも参考になれば幸いです。次回は、野草編を書く予定です。

経過報告

前回の投稿でリクガメの治療について書かせていただきました。

その後のご報告。

あの後も色々内科治療をしていましたが、総排泄腔脱の再発を繰り返していました。

鳥や爬虫類は便の通る消化管、尿が通る尿道、卵の通る卵管が合わさる総排泄腔をもち、それぞれの臓器に病気をもつと、いきみから総排泄腔脱をおこします。 

尿路結石から膀胱脱、卵塞から卵管脱、便秘や腸炎、なかには腸重積などから結腸脱を起こします。

他にも低カルシウム血症やお腹の中のしこり、呼吸困難、肥満なども原因に挙げられます。

当院のカメについては、レントゲン検査で尿路結石や卵塞(そもそも♂)、便秘や呼吸器疾患も見られませんでした。

これまでの内科治療に対する反応も乏しかったため、原因究明のために試験開腹を行いました。犬猫と違い、カメは甲羅があるため、かなり大変でした。

結果的に、腸にも異物や腸重積はみられず、原因不明という判断・・・。

お腹を閉じて、総排泄孔(おしりの穴)を糸で縫い、経過観察としました。

これは、術後26日目の写真。四隅の白いのはエポキシ樹脂で、甲羅を固定しています。

食欲はかなり旺盛ですし、総排泄腔脱も見られませんが、以前よりやや軟便と排便回数が多いです。なんともスッキリしない結果となりました。

3月に入ってから、犬猫ともにマダニが寄生している子をよく見かけます。また、蚊を見るようになったということで、フィラリア予防に来院される方も増えてきました。

予防が抜けたことでフィラリアに感染した例も、ときどき見受けられます。早めの予防開始と、継続をお勧めしております。