色々と

年明けから種を蒔いた小松菜がぐんぐん成長しております。虫が少ない時期ながら、いつの間にか虫食いが・・・。先日の雪対策としてカバーをかけておいてよかったです。

間引いたり、葉だけをちぎって、ギリシャリクガメのオリーブに与えましたが、やっぱり食いつきが違います。春になったらまた、カブの種を蒔いて・・・など思案中です。

アキクサインコのもみじを久々の放鳥。粟穂がないと手に乗らないけど、肩には乗る、そして糞をする・・・。彼が去ったあとは、毎回、糞がついてないかチェックが必要。

放鳥と羽切については、メリット・デメリットがありますが、肥満対策やストレス軽減のためにこの子には羽切をしていません。もちろん、放鳥中の事故(衝突、誤食など)には十分気を付ける必要はあります。ご希望の方には羽切も行っております。

最近、高齢犬の歯石取りが続きました。麻酔をかけるリスクがありますので、術前の血液検査や胸部レントゲンなどを行った上での実施となります。

身体検査の時には気づかないような異常が麻酔下で分かることもあり、結果、歯石取りだけでなく何本も抜歯をすることに。なかには口の中にしこりが見つかることも。

日常的な歯みがきなどのデンタルケアが重要なのはもちろんですが、ついてしまった歯石は自然と取れないことがほとんど。また、表面の歯石だけでなく歯と歯肉の間にたまった歯垢をとるのは動物にとっても痛みやストレス、出血を伴いますので、全身麻酔がどうしても必要となります。

高齢の動物に麻酔をかけるのは、われわれ獣医師にとっても心悩ませる問題ですので、飼い主様との十分な話し合いを元に行っております。口臭や口の痛みなど気になる時は、獣医師にご相談ください。

最高齢?

ウサギさんでは当院の最高齢となる、チャチャちゃん(♀・12歳)と同居のポポちゃん(♂・5歳)が健診と爪切りに来院されました。

女の子のウサギさんは子宮疾患の関係で、男の子に比べて寿命が短いと言われており、チャチャちゃんも昨年、子宮の摘出を実施しました。

ウサギさんの子宮疾患は、陰部からの出血、おなかが張っているなど、飼い主様が気づかれる場合と、健康診断で偶然見つかる場合があります。

痛みなどの体調不良を隠す習性のあるウサギさんが、食欲不振などの症状を出している時はかなり症状が進行している可能性があり、手術の危険性も高くなります。

特に、子宮腺癌などの悪性の場合、すでに肺転移を起こしており、手術が出来ないこともあります。

そのため、若い時(生後6か月過ぎ)に避妊手術を実施することで、子宮疾患や乳腺の疾患を予防でき、お勧めしています。

また、定期的な健診は病気の早期発見・早期治療につながりますので、ぜひ検討してみてください。

カブ

台風が過ぎ去り、暑さも和らいだ頃にカブを種まき。

昨年は青虫に食べられたりで嫌な目にあいましたので、

今年は防虫ネットを試してみました。

効果は絶大!?

順調に大きくなっております。

リクガメのオリーブに間引いたカブの葉を与えましたが、よく食べてくれました。

当面は、カブと桑の葉、小松菜、チンゲン菜のローテーションでいけそう。

天気が不安定ですが、晴れたら日光浴も・・・。

ペット・ドック

毎年11月頃になるとご案内しておりましたペット・ドックですが、

「1年に1回でいいんですか?」という疑問や要望にお応えして、

今年から通年で実施することに致しました。

当院のこなつ(ラブラドールレトリバー)の件もあり、

こまめな健診がなによりも大事だと実感しております。

期間により料金が異なりますので、「ペット・ドック」のページをご確認の上、

ご予約いただけたらと思います。

また、今年から新たな試みとして、ウサギさん向けのラビット・ドックと、

鳥さん向けのバード・ドックを始めてみようと思います。

犬や猫以上に病気を隠す習性のあるエキゾチックアニマルにとって、

各種検査を定期的に実施することで早期発見・早期治療につながります。

食欲元気のあるウサギさん、鳥さんが対象となりますが、

暴れて検査が十分に行えない場合、やむを得ず途中で中断する場合があります。

予めご了承くださいますようお願いいたします。

検査内容

ラビット・ドック:血液検査、胸腹部レントゲン検査、歯科レントゲン検査、

         超音波検査、尿検査

バード・ドック:血液検査、胸腹部レントゲン検査、便検査、そ嚢検査

検査費用

通常11~3月4~10月
ラビット・ドック¥15,950¥12,760¥13,050
バード・ドック¥11,550¥9,240¥10,395

当院のインコ達も先日、検査を実施しました。

身体検査の様子
採血のための血管を確認中
レントゲン検査

小型のインコで慣れている子は割とすんなり行くのですが、

中型・大型のインコ・オウムでは、結構暴れるので、

もしかしたら鎮静も必要になるかもしれません。(その場合は別途費用がかかります)

当院動物のごはん事情-野草編-

前回の投稿に引き続き、リクガメのごはんについて。

当院の敷地内に生えている野草をときどき与えています。

野菜に比べて食いつきはいまいちですが、栄養の偏りを防ぐために補助食として。

注意点として、犬猫の糞尿や薬剤などに汚染されていないものを与えること

以下、うちのカメが食べている代表的なものをご紹介します。

① タビラコ

 うちのカメが一番よく食べる野草で、黄色い花までおいしそうに食べてます。敷地内でもよく殖えます。

② コバンソウ

 ヨーロッパ原産の帰化植物なようです。独特な見た目ですが、花序(というらしい)を与えてみたら、いつの間にか完食していました。葉の部分はまだ与えていません。

➂ カラスノエンドウ

 春になるといつの間にか大繁殖しており、抜きまくったのですが、与えてみると貪り食っていました。今の時期はあまり見なくなりました。

➃ カタバミ

 よく見る野草ですが、与えると意外と食べていました。人において、有効な成分が多いようですが、シュウ酸が含まれ酸っぱいそうです。たくさん食べると、カルシウムの吸収を妨げるかも?ほどほどがいいかも知れません。

 当院では採取できませんが、その他おすすめされる野草として、タンポポ、オオバコ、シロツメクサ、ナズナ、菜の花、レンゲ、ハコベ、ハハコグサ、ヨモギなど。

 リクガメを飼うようになってから、身近な「雑草」にも名前があり、食べられる(時には人も)「野草」だと知るようになると、普段の散歩でも目に留まるようになりました。図鑑を見ながら勉強すると楽しいものです。逆に、容赦なく草取りが出来なくなるというデメリットもありますが・・・。

 逆に食べてはいけない野草もありますし、前述の汚染された野草による事故もありますから、十分気を付けて与えてください。