診療時間変更のお知らせ

だいぶ暖かくなってきましたが、朝晩の寒暖差がこたえます。

動物も人も体調を崩すことが多いので、何卒ご自愛ください。

最近、ノミやマダニを見かけることが多くなったのに加え、ヒゼンダニやニキビダニなどの皮膚の中に寄生するダニもよく見かけます。

暖かくなったから増えるわけではありませんが、しばらく見ていなかった分、見落とさないように注意が必要だと感じました。

うちのインコ達は相変わらず元気ですが、ギリシャリクガメのオリーブはまだ少し寒いからか、寝起きが悪く、食べムラがあります。そろそろ野草も増えてきたので、野菜やリクガメフードと混ぜながらしっかり食べてもらいます。

前置きが長くなりましたが、表題の件です。

獣医師会の集まりの関係で、以下の通り、診療時間を変更いたします。ご迷惑をおかけ致しますが、何卒よろしくお願い致します。

    3月13日(水)午後3時30分より診療開始

    (交通状況により遅れる可能性もあります)

ちょっとリニューアル

 朝晩が寒くなってきたのに、日中は暑く、なんだかスッキリしない感じがしますが、いかがお過ごしでしょうか。ヒトも動物も体調の変化に気を配る必要がありそう。

 表題の件ですが、10月になったこともあり、待合の雰囲気を変えてみました。

 何も貼らないシンプルな内装が好きなのですが、来院された皆様が少しでも当院に興味を持ってもらえたら、と院内の掲示を変えて気分一新!

受付カウンターには、歯周病関連の掲示。

ざっと紹介すると、① 口臭の原因は歯周病かも!? ② 歯周病に関連した病気

➂ 無麻酔での歯科処置(歯石取りなど)の危険性 ➃ 歯石取りの大まかな費用

についてを記載。

待合室の壁には掲示板を設置。当院で生活中の動物たちをご紹介。

その他、休診のご案内や、季節のトピックなどを貼っていく予定です。

待合ベンチの横、診察室入口前にはバード・ドックについての詳細と鳥飼いさん達へのおすすめについて。

掲示の表題部分や検査費用の案内の隙間にはうちの子供たちに絵を書いてもらったり、塗り絵をしてもらったり。

左隣にはパンフレットを置き、鳥さん用スペースが完成。

お時間がある時に是非ご覧ください。

これまであまり取り組んでこなかったことを反省しつつ、皆様に楽しんでもらえるような企画を考えていきたいと思っています。「こういうことをして欲しい」というご希望がありましたら、ぜひご相談ください。

色々と

年明けから種を蒔いた小松菜がぐんぐん成長しております。虫が少ない時期ながら、いつの間にか虫食いが・・・。先日の雪対策としてカバーをかけておいてよかったです。

間引いたり、葉だけをちぎって、ギリシャリクガメのオリーブに与えましたが、やっぱり食いつきが違います。春になったらまた、カブの種を蒔いて・・・など思案中です。

アキクサインコのもみじを久々の放鳥。粟穂がないと手に乗らないけど、肩には乗る、そして糞をする・・・。彼が去ったあとは、毎回、糞がついてないかチェックが必要。

放鳥と羽切については、メリット・デメリットがありますが、肥満対策やストレス軽減のためにこの子には羽切をしていません。もちろん、放鳥中の事故(衝突、誤食など)には十分気を付ける必要はあります。ご希望の方には羽切も行っております。

最近、高齢犬の歯石取りが続きました。麻酔をかけるリスクがありますので、術前の血液検査や胸部レントゲンなどを行った上での実施となります。

身体検査の時には気づかないような異常が麻酔下で分かることもあり、結果、歯石取りだけでなく何本も抜歯をすることに。なかには口の中にしこりが見つかることも。

日常的な歯みがきなどのデンタルケアが重要なのはもちろんですが、ついてしまった歯石は自然と取れないことがほとんど。また、表面の歯石だけでなく歯と歯肉の間にたまった歯垢をとるのは動物にとっても痛みやストレス、出血を伴いますので、全身麻酔がどうしても必要となります。

高齢の動物に麻酔をかけるのは、われわれ獣医師にとっても心悩ませる問題ですので、飼い主様との十分な話し合いを元に行っております。口臭や口の痛みなど気になる時は、獣医師にご相談ください。

ペット・ドック

毎年11月頃になるとご案内しておりましたペット・ドックですが、

「1年に1回でいいんですか?」という疑問や要望にお応えして、

今年から通年で実施することに致しました。

当院のこなつ(ラブラドールレトリバー)の件もあり、

こまめな健診がなによりも大事だと実感しております。

期間により料金が異なりますので、「ペット・ドック」のページをご確認の上、

ご予約いただけたらと思います。

また、今年から新たな試みとして、ウサギさん向けのラビット・ドックと、

鳥さん向けのバード・ドックを始めてみようと思います。

犬や猫以上に病気を隠す習性のあるエキゾチックアニマルにとって、

各種検査を定期的に実施することで早期発見・早期治療につながります。

食欲元気のあるウサギさん、鳥さんが対象となりますが、

暴れて検査が十分に行えない場合、やむを得ず途中で中断する場合があります。

予めご了承くださいますようお願いいたします。

検査内容

ラビット・ドック:血液検査、胸腹部レントゲン検査、歯科レントゲン検査、

         超音波検査、尿検査

バード・ドック:血液検査、胸腹部レントゲン検査、便検査、そ嚢検査

検査費用

通常11~3月4~10月
ラビット・ドック¥15,950¥12,760¥13,050
バード・ドック¥11,550¥9,240¥10,395

当院のインコ達も先日、検査を実施しました。

身体検査の様子
採血のための血管を確認中
レントゲン検査

小型のインコで慣れている子は割とすんなり行くのですが、

中型・大型のインコ・オウムでは、結構暴れるので、

もしかしたら鎮静も必要になるかもしれません。(その場合は別途費用がかかります)

当院動物のごはん事情―鳥編―

当院玄関前に植樹してあります、ヤマボウシが花を咲かせました。ハナミズキ科の植物で、花が咲いてから葉が出てくるハナミズキと異なり、葉が茂る中、花を咲かせます。控え目ですが、特徴的な葉と相まってとても綺麗で癒されます。

さて、ここの所、リクガメのネタばかりでしたので、インコについて。

一般的に鳥の餌というと、粟やヒエ、キビなどのシード類が与えられていますが、これらには、鳥にとって必要なビタミンやカルシウムが圧倒的に不足します。そのため、シード類に加え、ビタミン補給のために青菜類を、カルシウム補給としてボレー粉(カキ殻を砕いたもの)やカトルボーン(イカの甲)を別途与える必要があります。代わりにサプリメントも各種販売されていますが。

こちらは有名なネクトン社製のサプリメント。当院にはこれしかありませんが、換羽期や繁殖期など状況に応じて各種あります。

青菜類については、前々回の野菜編をご参照ください。小松菜やチンゲン菜はインコにも推奨されていますし、当院のインコたちも好んで食べています。

ただ、毎日のことなのでこれらを用意するのはなかなか大変という場合に、必要な栄養素がすでに含まれている人工飼料(ペレット)が各種ありますので、食べてくれるならこれほど心強いものはありません。

当院のインコたちが食べているのは、ラウディブッシュ社のメンテナンスになります。ホオミドリアカオウロコインコはうちに来て、割とすぐ切り替え可能でした。基本的にこれと、ときどき青菜類を与えています。

ただ、いきなり切り替えられない場合もあります。アキクサインコは、初めシード類しか食べず、ペレットには見向きもしませんでした。同居のウロコにあげているおやつをシードに混ぜたりしているうちに、ある時おやつを食べているのに気づきました。これは!と思い、ペレットを少しずつ混ぜると食べるように。

お迎えして1年くらいかけて、今ではペレットに切り替え出来ました。食べないからと諦めず、根気強く見守っていってよかったです。

ちなみにおやつはラフィーバ社製のトロピカルフルーツ。ペレットに加え、シードやドライフルーツが一緒に固めれられてます。

犬猫に加え、鳥や爬虫類においてもバランスの良い食事はなにより健康に必要です。食事のトラブルが少しでも減るように、色々と書かせていただきました。私見や知識不足の点は否めませんが、ご家族の健康にとって少しでも参考になればという思いです。