以前、ブログにも挙げましたギリシャリクガメの経過報告。
相変わらず軟便続きですが、最近異常なまでの食欲。
拒食で悩んでいたのが嘘なくらい。
以前は買ってきた野菜をなかなか食べてくれず、新鮮な野菜を食べてもらうために
敷地内で野菜を栽培し、毎日収穫していました。
しかし、前述の通り最近の爆食に追いつかなくなり、また、薬を使わないために
虫の餌食になることもしばしば。結局、スーパーで購入したものが主食となりました。
そこで、これまでリクガメに与えてきた食事について、備忘録として記載します。
できるだけカルシウム含有量の多いもの(Ca:Pが4~6:1のものが理想)を選んでいます。Ca:P =2~4:1を推奨するものもあります。
各野菜横の()内は100gあたりのCa(㎎), P(㎎), Ca:P比の順番に記載しています。2022年度版の食品成分表より抜粋しています。
①小松菜 (170,45,3.8)
草食の爬虫類の言わずと知れた主食ですね。ビタミン類も豊富です。苗を購入し、秋頃畑に植えましたが、虫の少ない季節だったから育てやすくよく食べてくれました。
②チンゲン菜 (100,27,3.7)
以前は葉の部分しか食べなかったので、茎の部分は胡麻和えにしておいしく頂きました。最近は茎までバリバリ食べています。
➂モロヘイヤ (260,110,2.4)
ビタミンAなどが非常に豊富ですが、うちのカメは食べてくれませんでした。仕方がなく、自宅で食べようとしましたが・・・。
➃菜っ葉(山東菜) (140,27,5.2)
葉が柔らかく、味噌汁に入れるとおいしかったです。うちのカメもよく食べています。ややビタミン類が少ないか。
⑤カブ (250,42,6.0)
ビタミン類も豊富で、栄養素的には申し分なし。畑で種から育て、葉と茎はリクガメに、根の部分は味噌汁の具として、余すところ無く頂きました。難点は、とにかく青虫の餌食となるところ。虫対策をして、リベンジするか検討中です。
⑥水菜 (210,64,3.3)
苗から畑で育てましたが、虫に食われにくく、次から次へと葉が出てきて重宝しました。葉の部分をよく食べていますが、茎の部分は結構残っています。自宅でもサラダとしておいしくいただきました。
⑦オクラ (92,58,1.6)
主食向きではありませんが、拒食時に割とよく食べてくれました。今年の夏に向けてプランターで栽培中です。副食向き。
⑧ミニトマト (12,29,0.4)
拒食時にネットでよく食べると書いてあったため、与えてみたけど、うちのカメは食べませんでした。
⑨レタス (19,22,0.9)
拒食時に手に入る緑黄色野菜を一切食べず、苦肉の策で与えたところ、すごくよく食べてくれました。それがきっかけで拒食を乗り切ることができた野菜です。最近では、自宅で食べる分の残り物をたまに与えています。畑で育てていましたが、虫にも食われず、管理しやすかったです。
⑩アロエ (56,2,28)
Ca:P がとんでもない値(100gあたりのCa含有量はあまり多くありませんが)で、水分も豊富ということもあり、栽培していますが一時期食べて以来、口も付けなくなりました。今では鉢からあふれるほど成長しています。
⑪桑 (Ca:P=不明。探したけど見つかりませんでした。)
昔からカイコガの幼虫の餌として利用されてきていましたが、Caのみならず多くの有効成分を含んでおり、動物園の飼育員さんにも勧められました。昨年の秋から植樹し、春になって急成長。リクガメも喜んで食べてくれています。桑の実(マルベリー)が最近色づき始め、熟したものを食べてみましたが、すごく美味しかったです。スペースがあれば是非おすすめです。
長々と失礼しました。これはあくまでもうちのリクガメでの話ですので、すべての子に当てはまらないかもしれませんが、拒食に悩む子の少しでも参考になれば幸いです。次回は、野草編を書く予定です。