気づけば一周年

当院のギリシャリクガメ(オリーブ ♂ )が気づけばお迎えして1年を過ぎていました。

お迎え後1週間くらいで拒食症になり、1カ月くらいで何とか完治。

しばらく調子がよかったのですが、総排泄腔脱を繰り返したため開腹手術。

原因不明ながら、再発なし。軟便が続いていましたが、最近はまぁ、形のある便に。

初めてのことをたくさん経験させてもらい、勉強になりました。

身体検査の結果、一年前と比較して少し大きくなっていましたが、これが正常なのか、遅いのか、データを持ち合わせていないので、なんとも・・・。

   体重 270 g (2021.08.02)  →  377 g (2022.08.17)

   甲長 11cm  →  12.3cm

   甲高 6cm  →  6.6cm

ただ、動物園の爬虫類担当の方から聞いた話では、草食のカメはゆっくり育てた方がいいとのことだったので、気長に見守っていこうと思います。

チンゲン菜が最近はお気に入りです。

休診のお知らせ

暑い日々が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。

人も動物も熱中症には十分気をつけましょう。

特に犬猫は人の違って体の表面で汗をかけず、

パンティングにより体内の熱を外に出しているので、体温調節が苦手です。

エアコンを付けた部屋で過ごす場合でも、

人が少し肌寒いと感じる位が快適な温度だったり。

ただ、来院される飼い主様のお話を聞いていると、猫はどうも違うのか・・・。

口を揃えて言われるのは、折角エアコンを付けているのに部屋から出ていくとのこと。

理由はわかりませんが、ご自宅での様子をよく観察しながら調整してあげて下さい。

前置きが長くなりましたが、表題の件です。

8月13日~15日はお盆休みとなります。

食事や薬などお忘れの無いよう、よろしくお願いいたします。

ご報告

蒸し暑い日々が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。

先日、投稿いたしました子猫2頭も無事里親さんが見つかり、

新しい家で大事に育てられています。

話は変わって、当院にて暮らしています犬と猫にそれぞれ病気が見つかりました。

犬のこなつ(ラブラドール・レトリーバー ♀ 9歳)は胃に大きな腫瘍が見つかり、

お腹の中で出血し、一時状態が悪化。現在は食欲も改善しましたが、手術困難な状況。

それまで、体調の変化に全く気づきませんでした。

ペットドックなどの精密検査をもっと早めに行っていれば、と悔やまれてなりません。

猫のたま(日本猫 ♂ 12歳)は腰のあたりに皮膚炎(?)をスタッフが見つけ、

検査の結果、肥満細胞腫と診断。慌てて切除を実施。

幸い、術後の経過も良好であります。

どちらも普段、元気・食欲もありましたので、油断していたのは間違いありません。

大型犬は特に腫瘍の発生が多く、進行も早い印象をうけます。

春の血液検査でも全く異常が認められませんでした

改めて定期的なペットドックなどの精密検査をお勧めする次第です。

里親募集 追記

前回投稿しました子猫の追記です。

2頭ともすくすく成長し、大変元気です。

風邪症状も改善してきており、6月8日には3種混合ワクチンも接種済みです。

最近、同じくらいの月齢の子猫を保護した方がよく来院されます。

保護して1~2週間くらいで環境の変化に伴うストレスから免疫力が低下し、

  1. くしゃみ・鼻水・咳などの呼吸器症状
  2. 結膜炎などの眼症状
  3. 下痢・嘔吐などの消化器症状
  4. 疥癬や糸状菌症などの皮膚症状

などを発症しています。

いずれも伝染性があるため、同居猫との接触を極力避ける隔離と、掃除・洗濯などの環境整備、お世話をした後の手洗いをお勧めしております。